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●鬼気迫る、能舞台。

2006年04月24日

びっくりしました。
能の迫力。
「鵺(ぬえ)」という演目。
 
鵺(ぬえ)という妖怪の亡霊が、
自分が、源頼政の矢によって射落とされたときの様を見せるのですが、
それが鬼気迫る、という表現でしかいえないほど、
恐ろしいものでした。
当然、舞台の写真は撮れないので、見せられないんですが、
「能」は、これまで数えるほどしか観たことがなかったので、
ここまで激しいものがあるのかと、正直驚きました。 
 
 
きょう行ったのが、能の主役をつとめるシテ方の五流派のひとつ、
金剛流(こんごうりゅう)という、京都に拠点を置く流派の定期公演です。
(能の流派とか、現況とかについてはあんまりよく知りません。すみません…。)
 
20060423金剛能楽堂の看板.jpg 20060423金剛能楽堂の中.jpg
 
 
 
2年くらい前に、取材で、
観世流能楽師の梅若六郎(うめわか・ろくろう)さんにお会いする機会があって、
そのときに梅若さんがおっしゃってたことを思い出しました。
 
 
 
    「能楽師は、舞台で、ものすごく孤独なんですよ。」
 
 
 
この言葉だけを聞いても、あんまりピンとこないと思います。
でも、(畏れながら)能面を顔にあてさせてもらったときに、わかりました。
 
 
「ぜんぜん…、見えない…。」
 
 
目の前の視界が狭いのはもちろん、
足もとなんて、まったく見えないのです…。
孤独という言葉が、かっこつけでもなんでもなく、
まさに事実そのものなんだ、ということを感じた瞬間でした。
一瞬、能面を顔に近づけるのが怖い、という感覚に襲われたことも、
書き添えておきます。そのまま面の人格が乗り移ってきそうな、
そんな感覚もあったのです。
 
 
能や、狂言、そして仕舞など、全部で4時間以上の公演。
休憩時間に、臨時の喫茶コーナーが出たので、
コーヒーを飲みながら、
能楽堂の横の「とらや」で買ってきた柏餅を食べて、
ちょっと幸せな気分に浸りました。
 
20060423とらや2.jpg  
20060423とらや3.jpg
 
京都にくるまで、「とらや」って、東京の羊羹屋さんだと思ってたんだよね。
でも、京都で、400年以上続いている老舗なんだそうです。

柏餅、なんだか懐かしい味がして美味しかったです。
でも、これでおよそ300円。
高くないか?!

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コメント

花よりダンゴ(笑)
とらやのコメントでゴメンなさい。
名古屋にいったときに名古屋のとらやと
東京とは違うといわれたんだけど、
東京は京都の系列支店なのかな。

写真の柏餅がおいしそう!(笑)


鵺(ぬえ)を見たんだぁー。
私も興味深い演目です!
能の舞台にある柱って、
観客としては、
横の席に座った時とか見にくいし
なくてもいいんじゃない?って
思うことがあったのですが、
あの柱を頼りに能楽師の方は
動くそうですね。
あと、床板の枚数を足で感じ、
数えながら舞っていると
聞きました。
「舞台から落ちたら困るでしょ」って仰っていたけど、
ちょっと見てみたい(^_^;)

あ、超おいしかったよ、この柏餅。
昔ながらの素朴な味わいというか。
でも小さかったけど…。

いまHPで見てみたら、
とらやの本店は、もう東京になってたよ。
京都の和菓子屋だけど、本店は移しちゃったんだね。
ケンタロがいった名古屋の店は、名古屋オリジナルのとらやなのかなぁ。


フクママさん、コメントありがとう。
「鵺(ぬえ)」の舞は激しすぎて、
能楽師が舞台から落ちそうだったよ。
そうそう、足の裏の感覚も大事、って聞いた記憶がある。
でも足袋を履いてるよね。
わかるのかなぁ。

「鵺」は大迫力だったんだけど、
和泉式部の霊と、時宗の開祖・一遍上人の交流を描いた「誓願寺」は、
舞が異常に長くて、かなり眠かったです…。
まわりを見渡すと、
かなりのおばちゃん達がすやすや寝てた…。

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