びっくりしました。
能の迫力。
「鵺(ぬえ)」という演目。
鵺(ぬえ)という妖怪の亡霊が、
自分が、源頼政の矢によって射落とされたときの様を見せるのですが、
それが鬼気迫る、という表現でしかいえないほど、
恐ろしいものでした。
当然、舞台の写真は撮れないので、見せられないんですが、
「能」は、これまで数えるほどしか観たことがなかったので、
ここまで激しいものがあるのかと、正直驚きました。
きょう行ったのが、能の主役をつとめるシテ方の五流派のひとつ、
金剛流(こんごうりゅう)という、京都に拠点を置く流派の定期公演です。
(能の流派とか、現況とかについてはあんまりよく知りません。すみません…。)
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2年くらい前に、取材で、
観世流能楽師の梅若六郎(うめわか・ろくろう)さんにお会いする機会があって、
そのときに梅若さんがおっしゃってたことを思い出しました。
「能楽師は、舞台で、ものすごく孤独なんですよ。」
この言葉だけを聞いても、あんまりピンとこないと思います。
でも、(畏れながら)能面を顔にあてさせてもらったときに、わかりました。
「ぜんぜん…、見えない…。」
目の前の視界が狭いのはもちろん、
足もとなんて、まったく見えないのです…。
孤独という言葉が、かっこつけでもなんでもなく、
まさに事実そのものなんだ、ということを感じた瞬間でした。
一瞬、能面を顔に近づけるのが怖い、という感覚に襲われたことも、
書き添えておきます。そのまま面の人格が乗り移ってきそうな、
そんな感覚もあったのです。
能や、狂言、そして仕舞など、全部で4時間以上の公演。
休憩時間に、臨時の喫茶コーナーが出たので、
コーヒーを飲みながら、
能楽堂の横の「とらや」で買ってきた柏餅を食べて、
ちょっと幸せな気分に浸りました。
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京都にくるまで、「とらや」って、東京の羊羹屋さんだと思ってたんだよね。
でも、京都で、400年以上続いている老舗なんだそうです。
柏餅、なんだか懐かしい味がして美味しかったです。
でも、これでおよそ300円。
高くないか?!
コメント
花よりダンゴ(笑)
とらやのコメントでゴメンなさい。
名古屋にいったときに名古屋のとらやと
東京とは違うといわれたんだけど、
東京は京都の系列支店なのかな。
写真の柏餅がおいしそう!(笑)
Posted by: ケンタロ | 2006年04月24日 01:59
鵺(ぬえ)を見たんだぁー。
私も興味深い演目です!
能の舞台にある柱って、
観客としては、
横の席に座った時とか見にくいし
なくてもいいんじゃない?って
思うことがあったのですが、
あの柱を頼りに能楽師の方は
動くそうですね。
あと、床板の枚数を足で感じ、
数えながら舞っていると
聞きました。
「舞台から落ちたら困るでしょ」って仰っていたけど、
ちょっと見てみたい(^_^;)
Posted by: フクママ | 2006年04月24日 11:27
あ、超おいしかったよ、この柏餅。
昔ながらの素朴な味わいというか。
でも小さかったけど…。
いまHPで見てみたら、
とらやの本店は、もう東京になってたよ。
京都の和菓子屋だけど、本店は移しちゃったんだね。
ケンタロがいった名古屋の店は、名古屋オリジナルのとらやなのかなぁ。
フクママさん、コメントありがとう。
「鵺(ぬえ)」の舞は激しすぎて、
能楽師が舞台から落ちそうだったよ。
そうそう、足の裏の感覚も大事、って聞いた記憶がある。
でも足袋を履いてるよね。
わかるのかなぁ。
「鵺」は大迫力だったんだけど、
和泉式部の霊と、時宗の開祖・一遍上人の交流を描いた「誓願寺」は、
舞が異常に長くて、かなり眠かったです…。
まわりを見渡すと、
かなりのおばちゃん達がすやすや寝てた…。
Posted by: 錦之助 | 2006年04月24日 23:31