きょうは仕事の打合せで、
アメリカ出身で、京都に30年以上住む方に会いました。
京都という町の進むべき道について、いろいろ話をしていたのですが、
伝統産業の中でも、特に着物が低迷しているという
話をしていたときに、
「お金を使うっていうのは、投票するのと同じことなんですよ」
とおっしゃった。
最近みたテレビでそういってたそうで、
「受け売りでスミマセン」って言っていたけど、なんだか納得。
この方は毎年1枚、呉服屋さんで、着物を買うことにしているそうです。
文房具は、コンビニや100円ショップじゃなく、近所の文房具屋さん。
つぶれたら困るから、つぶしたくないから、
その店で買うんだそうです。
文房具もいっしょ。
着物もいっしょ。
どんな伝統産業もいっしょ。
それを守りたい、それをつぶしたくないと思うなら、
好き嫌いを超えて、それを買えばいいんだということ。
なんだか目の覚めるようなコトバでした。
でも、よく考えてみれば、経済活動ってそういうことだよね。
好きな店のものを買えば、そこが繁盛する。
いい商品を出してるなぁ、いい経営姿勢を保ってるなぁと思うから、
その会社の株を買う。
そこに、「そのお店(業界)の仕事を守りたい、文化を大事にしたい」
という意志を介在させるのも、ひとつの信念の表れ。
もちろん、守りたい、とみなに思ってもらえるためには、
それ相応の努力もいるけど。
でもそれって“大人”の感覚じゃん、
着物なんかに縁のない若い人に、その感覚をどう持ってもらうの?って聞こうとしたら、
時間切れ。その方は、次の仕事に向かってしまいました。
でも、100円を使うことにも、
なんだか新たな意味を見いだせそうな予感のした、
1時間の打合せでした。
コメント
素晴らしいね。
目が覚めるような言葉だね。
同時に、日常いかに広告に
おどらされているかということにも
閉口してしまうなぁ。
もちろん、Macや一眼レフは投票の意味合いだけどね(笑)
ただ、コンビニに行ってつい余計な2~300円をいかに使っていることか...
雑誌もしかり。
Posted by: ケンタロ | 2006年05月23日 11:10
>もちろん、Macや一眼レフは投票の意味合いだけどね(笑)
大丈夫、わかるわかる(笑)
ふと思い出したんだけど、
「社会にとって必要なモノを、
意識して買うのも、
消費者の義務」って、
昔どこかで誰か言っていたのを聞いたなあ。
あらためて大事なことだと、思います。
Posted by: 錦之助 | 2006年05月24日 01:10