だれでも好きな場所だと思いますが、
本屋は、いるだけで、すごく楽しい気分になります。
きれいに並んだ本の背表紙を見てるだけで楽しいし、
雑誌の表紙のみだしを、順にみていくだけでも楽しい。
新書のコーナーにいると、
それだけで、ちょっと賢くなったような気分もします。
そういえば、中学生くらいのとき、
本屋にいって、紙のにおい(特に文庫の)をかぐと、
トイレに行きたくなる、といっていた友人がいました。
ちょっと“出”が悪くなると、
本屋の文庫本の売り場にいくんだとか。
でも最近は、
ネットで本を買う人がとても多い。
僕も、昔、ポイント獲得狙いで、
書店で内容を確認して、
アマゾンで注文する、なんていうことを一時期やってました。
(でもよく考えたら本屋さんに失礼だし、
なにより、宅配便のトラックの排ガスが出るじゃないか、
と気付き、CO2削減を目指して!、いまは書店で買ってます。
あまり書店になくて、かつ急ぐときは、ネット発注もしますが…。)
本屋さんは、これからどうなってしまうんだろう。
こんな状況の中で、
本の売り手や、作り手のひとたちは、
いまどんなことを考えてるんだろう。
そんなことが急に知りたくなって、
地元の書店の人に、話を聞いてみようと、
きょうは朝から会いにいってきました。
その書店の近くにある喫茶店に入って、
1時間くらいいろいろ聞いていたのだけれど、
おもしろかったのが、
「本屋の醍醐味は、“人”を育てられることだなぁ。
うちの本屋に通ってきてたチビが、
気付いたらいつのまにか大きくなってて、
おう大きくなったなぁ、って言えることだな」
あー、なるほどなぁ。
そういうのって、
町のどこにでもあるような、
おやじさんがハタキを持って、
マンガ立ち読み坊主を追っ払ってた、
昔ながらの本屋さんのイメージだけど、
大きな本屋さんも、そんな風に思ってるんだなぁ。
すでに、現代では消え去った本屋の姿かと思ってた。
人を“育てる”本屋、ということだ。
そうか。
アマゾンには、それはできない芸当だな。
購入データを勝手に解析して、
「あなたへのオススメはこちらです」とかはできても、
パソコンの前の購入者を認識して、
「あなたもアマゾンで買った本を読んで、成長しましたね」
とかは、言えんわな。
バーチャルな世界(アマゾン)に流れつつある
お客たちを、もう一度とりもどすための、
リアルな世界の人たち(本屋さん)の格闘を、
しばらく調べてみようかと。
ネット本屋の台頭、
売り手だけでなくて、
作り手にも、なにか変化はあるのかな。
来週早々、こんどは出版社の人に会いにいってみよう。
本づくりの現場をみると、
世の中の流れが、ちょこっと見えるかもしれん、とちょっと期待。