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●人を育てる、本屋さん。

2007年07月20日

だれでも好きな場所だと思いますが、
本屋は、いるだけで、すごく楽しい気分になります。
 
きれいに並んだ本の背表紙を見てるだけで楽しいし、
雑誌の表紙のみだしを、順にみていくだけでも楽しい。
新書のコーナーにいると、
それだけで、ちょっと賢くなったような気分もします。
 
そういえば、中学生くらいのとき、
本屋にいって、紙のにおい(特に文庫の)をかぐと、
トイレに行きたくなる、といっていた友人がいました。
ちょっと“出”が悪くなると、
本屋の文庫本の売り場にいくんだとか。
 
 
 
でも最近は、
ネットで本を買う人がとても多い。
 
僕も、昔、ポイント獲得狙いで、
書店で内容を確認して、
アマゾンで注文する、なんていうことを一時期やってました。
(でもよく考えたら本屋さんに失礼だし、
 なにより、宅配便のトラックの排ガスが出るじゃないか、
 と気付き、CO2削減を目指して!、いまは書店で買ってます。
 あまり書店になくて、かつ急ぐときは、ネット発注もしますが…。)
 
 
本屋さんは、これからどうなってしまうんだろう。
こんな状況の中で、
本の売り手や、作り手のひとたちは、
いまどんなことを考えてるんだろう。
 
そんなことが急に知りたくなって、
地元の書店の人に、話を聞いてみようと、
きょうは朝から会いにいってきました。
 
 
その書店の近くにある喫茶店に入って、
1時間くらいいろいろ聞いていたのだけれど、
おもしろかったのが、
 
 「本屋の醍醐味は、“人”を育てられることだなぁ。
  うちの本屋に通ってきてたチビが、
  気付いたらいつのまにか大きくなってて、
  おう大きくなったなぁ、って言えることだな」
 
あー、なるほどなぁ。
そういうのって、
町のどこにでもあるような、
おやじさんがハタキを持って、
マンガ立ち読み坊主を追っ払ってた、
昔ながらの本屋さんのイメージだけど、
大きな本屋さんも、そんな風に思ってるんだなぁ。
すでに、現代では消え去った本屋の姿かと思ってた。

人を“育てる”本屋、ということだ。 
 
 
そうか。
アマゾンには、それはできない芸当だな。
購入データを勝手に解析して、
「あなたへのオススメはこちらです」とかはできても、
パソコンの前の購入者を認識して、
「あなたもアマゾンで買った本を読んで、成長しましたね」
とかは、言えんわな。
 
 
 
バーチャルな世界(アマゾン)に流れつつある
お客たちを、もう一度とりもどすための、
リアルな世界の人たち(本屋さん)の格闘を、
しばらく調べてみようかと。
  
 
ネット本屋の台頭、
売り手だけでなくて、 
作り手にも、なにか変化はあるのかな。
来週早々、こんどは出版社の人に会いにいってみよう。
本づくりの現場をみると、
世の中の流れが、ちょこっと見えるかもしれん、とちょっと期待。  
 
 

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