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●どこまで、伝えるか。

2007年07月22日

 
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このあいだ、
後輩が出来の悪い企画書を持ってきた。
しばらく預かったあと、迷ったあげく、
  
  「もうすこし、きちっとしたものを出せないとダメだ。」
 
と厳しい口調で伝え、改善点を指摘した。
 
 
人を指導しなければならない場面で、
基本的に、僕は、
できるだけ人を「ほめたい」と考えているので、
マイナス面の指摘は最小限にして、
できるだけいいところを探して、
それを伸ばしてあげたい、と思う傾向にある。

 
自分が褒められる方が嬉しいし、
あと、冷静に自己分析すると、
単に、“平和主義者”で、
人に“嫌われたくない”から、
できるだけマイナス面を指摘しないで、
反感をもたれないようにしよう、
という思考が働いているということも、あるんだと思う。
 
しかしながら、
今回は、言ってやらんといかん、と思った。
それも、ソフトにではなくて、
キツく言わないとまずい。
このままだと、まずい。
 
でも、それを、伝えるべきかどうか?
 
伝えるならば、どう伝えるか?
えらく悩んでしまった。
 
 
客観的に考えれば、
そのままほうっておいても、
正直なところ、僕にはなんの影響もないだろう。
 
普段、僕は、厳しい言い方はしない。
なので厳しく指導すれば、
単に、嫌なやつだなーと嫌われるだけかもしれない。
どうしようか…。
 
 
      +++++
 
 
…そこまで考えて、はっと気付いた。
 
 
 「“言ってもらえる人間”かどうかが、人生を変える」んじゃないか?
 
 
上司や先輩というものは、
指導をしてくれて当たり前なのだと、いままで思っていた。
嫌な言い方をされたりすると、
強い反感をもったりすることもあった。
(もちろん上司によっては、“指導”ではなくて、
 単なる“嫌がらせ”のケースもあると思うが。)
 
でも、上司には、指導責任はあるにせよ、
僕らは、ほうっておかれてもおかしくないわけだ。
 
どっちかというと、“ことなかれ”に流れがちな現代、
嫌な指摘は、言わずにいることの方が多いだろう。
 
そのときに、
「あえて、こいつには言ってやろう」
と思ってもらえるかどうか?
 
日々の、小さな積み重ねかもしれないけれど、
それで、人生が、大きく変わるんじゃないか。
 
 
      +++++
 
 
“あえて”厳しい言葉で伝えた翌日、
その後輩は、こちらの指摘に、
きちんと応える結果を出してきた。
 
よかったー。言った甲斐があった!
 
新たな成果の中のいいところをみつけて、
ほめちぎっている自分を、自己観察しながら、
なんか、まるで、昨日のフォローみたいに見えるな、と、
やっぱり“平和主義者”から脱しきれない自分に、
苦笑してしまった…。
 
でも、ちゃんと受け止めてくれて、
さらに成長をみせてくれると、
言ってよかったと思うし、また言ってあげよう、と思う。
 
 
「あえて、言っておいてやろう」と思われる人間、
自分も、そういう人間であろう、と思う。
  
  
   
◆写真は、きょう仕事を持ち込んだカフェ
 (→グリル&カフェ猫町、だったかな。)の入り口にあった、
 ハスの実? ホントにシャワーヘッドみたいだ。
 店は薄暗くて、仕事には不向きでしたが、
 居心地がよくて、自然の風が入ってきて、いい店でした。
 たまには普段と違うところにいって、気分を変えないとね。
 
 

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