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●自己啓発本、ラッシュ!!

2007年09月18日

 
このあいだ、本屋のオヤジさん
(といっても、地元大型書店の偉い人)と話していて、
「最近、仕事術とか、時間管理術とか、そういうのが
 多い気がするんですが、昔からですか?」と聞いたら、
「いや、いまが一番ひどいねー」とのこと。
 
なんでそんな話になったかというと、
ちょうどそのお店の中を歩いていたときに、
「1日30分を続けなさい!」という、
いまけっこう売れている(らしい)本がワゴンに平積みになっていたからです。
 

「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55
古市幸雄
マガジンハウス (2007/06/21)
売り上げランキング: 53

 
このリンクをつくった時点で、アマゾンでは53位!すごいね!!
  
  
…いや、実は、この本、買っちゃったんだよね…。
仕事が忙しいとかいって、 ぜんぜん勉強が続かない自分に、
なにかいいヒントが詰まっているんじゃないか、 って期待して、
飛びついてしまったわけです。
 
まあ、中身の評価については、
読んだ人におまかせするとして(→って、これって批判?!)
この本を読んで思ったのが、
さいきんの自己啓発本って、 中身にあまり大差がないということ。
なのに、なんでこんなに出るんだろう。あふれてる。
出るということは、売れるんだろうね。
 
 
その、本屋のオヤジさんの見解では、
「情報の取捨選択能力が落ちたんだろうねー」、とのこと。
あれもよさそう、これもよさそう、で、
とりあえずなんでも飛びついてくる。
ということで、出版社は、
出せば、とりあえずは売れていくという 構造なのかも。
 
 
出版社の思うツボにはまるのはよそう、名著を読もう、
ということで、とりあえずドラッカーを読み直してます。
 
あと、この本屋のオヤジさんに、
「これは読んでおくといいよ」と教えてもらった、
岩波書店から出ている日本現代史関連の本を、さいきん買いました。
上下巻で5400円。とりあえず上巻だけ買って、読み始めてます。
これはけっこう、すごい本かも。
また書きます。 
  
☆追記:さっき引用した「1日30分〜」を読むと、
    まあまあやる気は出るのはたしかかも。
    でも、メールアドレスを登録すると、ちょこちょこ
    いろいろ教材を売りつけるメールが届くのがいやだ…。
    「成功する手帳術」解説DVDセットのご案内、とかね。
 

●本の話。

2007年07月31日

 
いろんな本があるもんです。
 
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恵文社という、京都の一乗寺にある
ちょっと趣味的な本屋で買ってきた
手作り感あふれるこの本は、
B5サイズ、30ページ。400円。
 
一つ一つに、鉛筆で通し番号がふってあって、
200部限定なのだとか。
きっと、パソコンでプリントアウトして、
自分で綴じたんじゃないかな。
よくみたら、表紙のタイトル、万年筆の手書きだぞ。(びっくりした!)
 
ページを開くと、
ほのかにローズマリーの香りが漂います。
透写紙につつまれた葉が、裏表紙の、こんなところに。
 
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編集者の名前をインターネットで検索してみたら、
もともとは河出書房、いまはフリーの編集者で、
出版業界では有名な人のようです。
 
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あ、よくみたら、
昔、読んだ本の中に、この人が編集した本があるぞ!
この人、こんな小さな手作り本を作るんだなぁ。
 
本当にせまいエリアにしか流通しないものだろうけど、
こういうのを手にとって読んでみると、
いろんな人が、いろんな形で、
他にはどこにもない“たった一つの本”を作ろうと
奮闘しているんだなと感じます。
 
京都は、東京の次に、
出版社の多いところだそうです。
このあいだ、地元の出版社の人に会って、
いろいろと話をしたのですが、
本づくりの現場はここ10年で、すごい変化を遂げているのだとか。

 
出版不況といわれる時代、
編集者たちは、どんな本を世に送ろうとしているのか。
とてもとても、興味があります。
 
 

●人を育てる、本屋さん。

2007年07月20日

だれでも好きな場所だと思いますが、
本屋は、いるだけで、すごく楽しい気分になります。
 
きれいに並んだ本の背表紙を見てるだけで楽しいし、
雑誌の表紙のみだしを、順にみていくだけでも楽しい。
新書のコーナーにいると、
それだけで、ちょっと賢くなったような気分もします。
 
そういえば、中学生くらいのとき、
本屋にいって、紙のにおい(特に文庫の)をかぐと、
トイレに行きたくなる、といっていた友人がいました。
ちょっと“出”が悪くなると、
本屋の文庫本の売り場にいくんだとか。
 
 
 
でも最近は、
ネットで本を買う人がとても多い。
 
僕も、昔、ポイント獲得狙いで、
書店で内容を確認して、
アマゾンで注文する、なんていうことを一時期やってました。
(でもよく考えたら本屋さんに失礼だし、
 なにより、宅配便のトラックの排ガスが出るじゃないか、
 と気付き、CO2削減を目指して!、いまは書店で買ってます。
 あまり書店になくて、かつ急ぐときは、ネット発注もしますが…。)
 
 
本屋さんは、これからどうなってしまうんだろう。
こんな状況の中で、
本の売り手や、作り手のひとたちは、
いまどんなことを考えてるんだろう。
 
そんなことが急に知りたくなって、
地元の書店の人に、話を聞いてみようと、
きょうは朝から会いにいってきました。
 
 
その書店の近くにある喫茶店に入って、
1時間くらいいろいろ聞いていたのだけれど、
おもしろかったのが、
 
 「本屋の醍醐味は、“人”を育てられることだなぁ。
  うちの本屋に通ってきてたチビが、
  気付いたらいつのまにか大きくなってて、
  おう大きくなったなぁ、って言えることだな」
 
あー、なるほどなぁ。
そういうのって、
町のどこにでもあるような、
おやじさんがハタキを持って、
マンガ立ち読み坊主を追っ払ってた、
昔ながらの本屋さんのイメージだけど、
大きな本屋さんも、そんな風に思ってるんだなぁ。
すでに、現代では消え去った本屋の姿かと思ってた。

人を“育てる”本屋、ということだ。 
 
 
そうか。
アマゾンには、それはできない芸当だな。
購入データを勝手に解析して、
「あなたへのオススメはこちらです」とかはできても、
パソコンの前の購入者を認識して、
「あなたもアマゾンで買った本を読んで、成長しましたね」
とかは、言えんわな。
 
 
 
バーチャルな世界(アマゾン)に流れつつある
お客たちを、もう一度とりもどすための、
リアルな世界の人たち(本屋さん)の格闘を、
しばらく調べてみようかと。
  
 
ネット本屋の台頭、
売り手だけでなくて、 
作り手にも、なにか変化はあるのかな。
来週早々、こんどは出版社の人に会いにいってみよう。
本づくりの現場をみると、
世の中の流れが、ちょこっと見えるかもしれん、とちょっと期待。  
 
 

●いまさらですが、“鈍感力”。

2007年07月02日


鈍感力
鈍感力
posted with amazlet on 07.07.02
渡辺 淳一
集英社 (2007/02)
売り上げランキング: 203

 
 
この土日、東京で会議があって、
出張していました。
大学の同級生で、同じ会社に所属する友人が
その会議に出席していて、6〜7年ぶりに会いました。
 
「おい、おまえやせたなー。」
と言われ、自分では実感がなかったのに、
えらく心配してくる。
(そりゃ、大学時代からは、だいぶやせたけどさ。)
 
「気ぃ、使い過ぎだろ。」
とその友人は言う。
その友人もわりと、
仕事でけっこう神経を使う方で、
なんどか過労で倒れたりもしているのだが、
さいきん、渡辺淳一の「鈍感力」を読んで、
痛く感じ入ったのだという。
だから「お前も読め」と。
 
 
たしかに私も、やや細かいところがある。
無駄に(?)、神経を使いすぎるところもあるかもしれない。
いわゆる“平和主義者”だから、できるだけ場の調和をとろうと、
一人で走り回っていることもある。

 
京都駅に降り立ち、
駅地下の三省堂で、「鈍感力」を買い、
家に帰って読み始めた。
 
・・・うわ、これ、面白い。
書いてあることは当たり前なのだが、
一つ一つ、納得する。
 
仕事の場面、人付き合いの場面、男女の間の場面、
さまざまな例を引いたあと、
まるで標語のように、

    ここで大事になってくるのが、鈍感力です。

が繰り返される。
たしかに、毎日、気ぃつかいすぎてるよなー。
もっと鈍感な自分を、しばらく、想像してみる。
 ↓
いまよりももっと、人生楽しいかもしれないぞ。
(いまも、十分楽しいですが!!)
 

「鈍感力」を読むことになったのが、
今回の出張の大きな成果のひとつかもしれないなぁ。
(もちろん、仕事はちゃんとしてきました。笑)
 
仕事や日々の暮らしの中で、
ちょっと疲れたかなー、と思う方、ぜひご一読を。
1100円の価値は、ある、と思います。
 
  

●朝から晩まで没頭できる好きなこと。

2007年06月11日

 
6月に入って、もう10日が過ぎてしまいました。
今月はじめて書いています。
日々、書きたいことはやまほどでてくるのですが、
なかなか余裕がつくれません。
 
もちろん、夜中まで起きていれば、時間は作れるのだけれど、
ただでさえ毎日4〜5時間の睡眠時間を、さらに削るとなると、
なかなか身体がしんどい。
ということで、しばらくブログはひかえていました。

でも、茂木健一郎さんのブログをみると、すごい。

あれだけすさまじい仕事に取り組みながら、
日々、書き続けるエネルギー。
なにげない、特に写真もない、
つらつらと書き連ねているただの日記、
という日も多いのだけれど、そこから発散されてくる
自然体かつエネルギッシュな空気になんともいえず、
ひきこまれる。


ところで、表題の話、
「朝から晩まで没頭できる、好きなこと」は、
前回紹介した本「フューチャリスト宣言」にあった言葉です。
(今回、けっこう長くかかっていて、まだ読み終えてません。)
慶應普通部の中学生にむけて、梅田さんが授業をした内容が
収録されているのですが、そのなかで、「朝から晩まで
没頭できる好きなことを、君たちの仕事にしてください」
という、梅田さんの言葉がありました。
 
「おおっ」と、仕事に向かう地下鉄の中で、背中が
ゾクゾクしてしまいました。あたり前で、
かつストレートなその表現に、どきどきし、さむいぼが出ました。
自分がいまの仕事を、朝から晩まで1年休みなくやったらどうか。
…うーん、死にそうだな。
仕事の中に、没頭できる部分と、没頭できない部分があるな。
じゃあ、没頭できる仕事をつくれるか。
頑張れば、つくれるかもしれん。
 
 
中学生に向けたメッセージだけれど、
33歳の私の心にも、しっかり響きました。

筑摩書房のホームページに、
「フューチャリスト宣言」の著者、
梅田望夫氏と茂木健一郎氏の対談がありました。

やっぱりこの本、自分の中の、最近の大ヒットだな。
  

フューチャリスト宣言
梅田 望夫 茂木 健一郎
筑摩書房 (2007/05/08)
売り上げランキング: 195

 
  

●梅田望夫と茂木健一郎。

2007年05月30日

  
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このところ仕事が多く、ちょっと心に余裕のない日々。
でも、梅田望夫と茂木健一郎。
この2人が対談した本と聞いて、読まないわけにはいかないのです。
 
バスを待つ停留所、昼の定食屋、夜寝る前。
スキマ時間を5分見つけては、読んでいます。
「フューチャリスト宣言」。
また4分の1くらいのところだけれど、けっこう、ハマっています。
 
  

フューチャリスト宣言
梅田 望夫 茂木 健一郎
筑摩書房 (2007/05/08)
売り上げランキング: 330
おすすめ度の平均: 4.0
5 楽しいほうの未来へ:僕らの気持ちを代弁してくれている?
4 インターネットの今後!?
4 読む前に想像した通りの内容です

●ミーツ・リージョナル。

2007年05月06日

 
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関西在住の人なら(たぶん)知っている、
「ミーツ・リージョナル」という街の情報誌があります。
他のタウン誌やガイド本とは、やや一線を画した雑誌だと感じています。
けっこう“読ませる”つくりで、
冒頭の写真にもある、「世界遺産を遊ぶ〜」は、わが家の保存版。
京都の寺めぐりをするときには、かならず鞄にいれていきます。
 
  
その雑誌の、創刊時に副編集長で、前・編集長の
江弘毅(こう・ひろき)さんという人が書いた、
「街的」ということ(講談社現代新書)という本が、なかなか面白いのです。
 
街情報誌にも3種類あるそうです。
(1)観光客向け、(2)週末に遊びにきた近隣の人向け、(3)地元の人向け、とあり、
ミーツ・リージョナルは、(3)を目指して作られた雑誌だそうで。
この雑誌が、どんな風に「街」をとらえて、またそのとらえかたにどう悩み、
取材をしているのか。また、街の面白さというのは、どういうところにあるのか。
雑誌のグルメ記事が量産されるいま、街の「うまい」とは、本当はなにか。
  
  
話の舞台が、基本的に関西なので、
関西にいったことがないと、
想像つかないところもあるかもしれませんが、
出張で関西を訪れる人も、
ちょっと立ち読みでもしておくと、
仕事の合間に見えてくる、街の姿が、
そこから感じるものが、いままでとちょっと違ってくるかもしれません。
 
と、こんな感想を書きつつ、まだ読み途中なんですが…。
 
 
 

「街的」ということ――お好み焼き屋は街の学校だ
江 弘毅
講談社 (2006/08/18)
売り上げランキング: 180729
おすすめ度の平均: 4.0
4 内田樹の解説は一読の価値あり

 
 

●速読ができれば。

2007年03月30日

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                  JR二条駅前のモスバーガーにて。 
 
この一週間ほど、1〜2日に1冊ペースで本を読んでます。
仕事の資料として必要だから、なのですが、
朝とか、通勤のバスを待っているときとか、昼休みとか、夜とか、
合間を見つけてはページを開いてます。
仕事の資料なので、職場のデスクでも、堂々と読んでいいのですが、
なんとなくねぇ…。
 
  
あー、もっと早く読めたらいいのになぁ。
 
本屋さんで本を買うと、頼みもしないのに、
速読教室のパンフレットとか、入れてきます。
実は、一回、速読講座を受けてみようかと思って、
問い合わせしたことがあります。

本来は通信教育がメインらしいのですが、
高校時代の進研ゼミ以来、
ALCのヒアリングマラソン、CFP講座など、
通信教育ではことごとく挫折しているワタクシは、
ぜったい直接授業がいい、と思い、
合宿形式の開催を問い合わせたのです。
 
土日の一泊二日で、20万円。
高い。。。 いや、でも、本気で受けようかと思いました。
結局、日程があわなかったのであきらめたけど。

仕事がら、どうしても大量の資料を読み込まないといけないときがあります。
1日に数冊読めたら、いまの2〜3倍は、仕事のスピードあがるはず。
う〜ん、なにかいい方法はないかなぁ。
 
今週読んだ本。
 

格差社会―何が問題なのか
橘木 俊詔
岩波書店 (2006/09)
売り上げランキング: 3330
 
論争 格差社会
論争 格差社会
posted with amazlet on 07.03.30
文春新書編集部
文藝春秋 (2006/08)
売り上げランキング: 68106
 
消費税15%による年金改革
橘木 俊詔
東洋経済新報社 (2005/08/31)
売り上げランキング: 240665
 
死にたくない!いま、生活保護が生きるとき
竹下 義樹 吉永 純
青木書店 (2006/09)
売り上げランキング: 263282
 
アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役
稲盛 和夫
日本経済新聞社 (2006/09)
売り上げランキング: 252
 


下から2番目の「死にたくない!」という本は、
福岡県北九州市で起きた、
足の不自由な男性が、生活保護を受けられずに餓死した事件をはじめ、
(北九州市は、故意に生活保護申請を受け付けないという
 行為を続けていて、いま全国の弁護士や団体から糾弾されているところです。
 北九州市の事例をみると、怒りで身震いします。先日、サンデープロジェクト
 でも取り上げていて、あまりにひどい実態に、気分が悪くなりました…。)
現在の日本の貧困度合いが客観的に、でもとても衝撃的な事実をもって
語られています。

いまの日本はこうなのか? 本当にこれでいいのか?

多くの人に、手に取ってほしいと思う本です。 
 
 

●ウェブ人間論(新潮新書)

2007年01月07日

 
きのう、名古屋に住む後輩からメールをもらって、びっくり。
「○○さん(←私の本名)のブログ、読んでますよー。」
あれ? この後輩に、このブログのこと話したかなぁ…。
話したような、話してないような…。
 
仕事上の制約で、本名でブログは書けないし、本名でネット上での発言は
できないしで、このURLは社内の人にはヒミツ。教えているのは社外の人が中心。
  
でも、このブログのタイトル「ふつうの京都」で検索すると、このページが
出てくるんだよね。(誰もそんなキーワードで検索しないと思うけど…。)
ヤフーで出てくると、意外にオープンスペースなんだなー、と実感します。
 
そんなことを思った昨日、
梅田望夫/平野啓一郎共著「ウェブ人間論」(新潮新書)を読み終えました。
この本は、シリコンバレー在住の経営コンサルタント、梅田望夫氏が書いた
「ウェブ進化論」の続編みたいな本です。
 
 

ウェブ人間論
ウェブ人間論
posted with amazlet on 07.01.08
梅田 望夫 平野 啓一郎
新潮社
売り上げランキング: 101
おすすめ度の平均: 4.0
4 対談オブザイヤー
4 スターウオーズ
4 前作とは違い、現実的なITのキャパシティーを伝えてくれる

 
 
ネット社会の中で、人はどう動いていくべきなのか、どう身を守るべき世になっ
ていくるのか、情報発信のありよう、個人の存在が今後どう変化していくかな
ど、非常に興味深い「対談」形式の本です。

以前、このブログでも、「ウェブ進化論」について、ちょっと懐疑的な感想を書
いたことがあります
が、私が危惧を抱いた、「グーグルに個人情報を握られてし
まうのではないか」という点にも言及してありました。ただ、今回の著書でも、
いまいち納得できなかったですけど。
(→内容については、ぜひこの本を読んでください。)
 
 
で、今回の本の中で、興味深く思ったのが、
ネット上での個人の人物像をどうとらえるか、という話。
「ネットおかま」なんて言葉が以前ありましたが、
これは、男性が、ネット上で女性を演じていること。
対談で話題になっているのはこれではなく、同じ人物がリアル社会(現実社会)
と、ネット社会で、異なる人物像を醸し出しているとき、それをどう理解すべき
なのか、ということ。平野氏は、それは「違和感そのもの」だといい、梅田氏
は、「その差がその人物に深みを与えて、見ている人に新たな発見を与える」と
いいます。
 
また別の項で、梅田氏は、「ネット上でやりとりをして、つながったことのある
人は、リアル社会で初対面したとしても、一気に親しくなることが多い」ともい
います。(→もちろん、ケースバイケースだと思いますが。)
 
 
これは、ネット社会の住人の度合いによって、どちらに賛同するか、分かれると
ころだと思います。例えば、GREEとかMIXIなどのSNS(ソーシャル
ネットワークサービス)を頻繁に利用している人なんかは、梅田氏寄りかもしれ
ない。
 
でも、もしかしたら、年代によっても分かれるのかもしれない。
私より10歳若い人たちは、もしかしたら、梅田氏寄りかもしれない。
 
そんなことを考え始めると、この時代、この感覚の差が、人との付き合い方にも
大きな影響を与えそうな気がします。
34歳になる今年、職場の構成からは、ちょうど真ん中くらいの年代に入りま
す。常に気にすることになると考えているわけではないけれど、こうした感覚の
差が、これからの世の中に、何かの形で影響を及ぼしてくるような気が、するの
です。そして、それにとまどっているであろう、将来の自分の姿も想像してし
まったりします。(なんとなく、ですけどね。)
 
 
 
つらつらと思いつくままに書き連ねてしまいましたが、
「ブログの文章は、不完全だから魅力がある」という梅田氏の言葉を言い訳に、
まとまらない文章ではありますが、このままアップしようと思います。
 
(ここまで読んでくれた人は、相当ガマン強いはず!!!
 どうもありがとうございます!)
 
 
 

●京都は老舗だけの町ではない。

2006年09月24日

 
 
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京都と言えば、老舗。
“江戸時代創業”、“徳川家御用達”、“300年の伝統”などなど、
そういう老舗が、ごろごろしています。
「うちはまだ100年そこそこですから…」、
そんな謙遜の言葉はあたり前。100年あったら十分じゃないかと、
32歳の私は思うのですが…。
 
「伊右衛門」で、緑茶ペットボトルブームの火付け役になった、
お茶問屋 福寿園の社長も、「恥ずかしいから、あんまり創業200年っていうな」って
社員に言ってるそうです。お茶問屋は、400年続いているところもあるそうで。
  
 
そんな“老舗の町”京都で、さまざまな業界の中でも、
新参者がもっとも入れないとされる京菓子の世界。
数ある老舗と対峙し、陰湿な嫌がらせに屈せず、
たった一代で、見事な京菓子屋を作り上げた創業者がいます。
 
  
京菓子屋の名は、鼓月(こげつ)。
 
京都で知らない人はいない、人気店です。
京都のお土産に、波形のせんべいでクリームを挟んだ
「千寿せんべい」をもらったという人もいるはず。
 
戦争未亡人であった中西美世さんが、どうこれだけの会社を作り上げてきたのか、
息もつかせぬ筆致で、書き上げています。
筆者は、経営コンサルタントで、作家、詩人でもある、
蒲田春樹(かまた•はるき)氏。
 
老舗であることがステータスの世界に徒手空拳で挑み、
挫折と、成功を、幾度も繰り返す主人公の人生は、
見事というほかありません。
 
 
おもしろい本です。
 
 


 
 
 

●一億総表現社会?

2006年04月15日

 
きょう、「ウェブ進化論」 (梅田望夫・ちくま新書)を読み終えました。
 
ネット関連の勉強会などでは題材として用いられることも多いようです。
評判に違わず、なかなかズシリとした読み応えです。
この本に関しては多数のサイトが取り上げているので詳細は述べませんが、
特に印象に残ったところに触れます。
ブログというものについて、こう書いています。

  世の中には途方もない数の、
  「これまでは言葉を発信してこなかった」 面白い人たちがいて、
  その人たちがカジュアルに言葉を発する仕組みをついに持ったということである。

 
そしてそれは、既存メディアの権威を揺るがしていくことになるといいます。
 
ウェブ進化論1.JPG
 
ほうほう、なるほど。
 
 
 
思わず、うなづいてしまったのが次の箇所。
 
ウェブ進化論2.JPG
 
 
  逆に言えば、これまでモノを書いて情報を発信してきた人たちが、
  いかに 「ほんのわずか」 であったかということに改めて気づく。
  そしてその 「ほんのわずか」 な存在とは、決して選ばれた 「ほんのわずか」
  なのではなく、むしろ成り行きでそうなった 「ほんのわずか」 なのだ。
  これまで情報を発信してきた人たちの実力というのは、
  これまで発信してこなかった人たち全体のせいぜい上位1%くらいの層と同程度。
 
 
 
うわ、耳が痛い…。でも、そうかも。
上位1%って、限られているように思えるけれど、
1億人の中で100万人。既存のメディアの構成員なんてそんなレベルだと、
この本の著者は言いたいのです。
 
まず現実を見てみると、いま現在、メディアで発信をしている人は、
メディアの世界である程度の経験を積んでいる分、的確に取材をして分かりやすく伝えることについて、
長けているといえると思います。
しかし、「いま表現していない人たち」 と何が違うかといえば、実はそんなに変わらない。
慣れている分、人よりちょっと敏感に世の中の動きをみられる、ちょっと違う切り口で伝えられる、
そんなものです。そこに、「世の中にこのことを伝えたいんだ」、という熱い思いさえ備われば、
メディアとしての情報発信ができてしまいます。
 
 
ブログは、そのハードルをものすごく低くしたといいます。
つまり、メディア組織に属さなくても、ネット上でより多くの人の支持を集めた人が、
メジャーにのし上がれる。フリーライターの経験さえも、積まなくていいわけです。
また、梅田氏は、ブログという表現手段を個人が手にした状態を、「総表現社会」 と言い表します。
そして、「不特定多数無限大」の表現者が参加することは 「衆愚」 につながるという、
社会に根強い論説に疑問を呈します。 
なぜか。
数多くの目にさらされることで淘汰され、より誤りの少ない、魅力ある、洗練された内容に
なっていくからだといいます。一つの例として、インターネット百科事典のWikipediaで行った
実験を挙げています。
「衆愚」 と切り捨てることで前進をやめてしまうことの方が危険である、と述べています。
 
 


 
 
梅田氏は、この本の中で、
Googleというネット企業がいま何を目指そうとしているか、
Googleの出現で、ネット企業の世界どう激動しているかについて、
非常に細かに分析して書き記しています。
本では、どちらかというと、この 「Google」 のテーマの方が主題です。
 
ネット社会に関わる、もしくは関わろうとしている人たちは、手に取るべき本だと感じます。
 
 
ただ、私たちは本当に、“Google礼賛” だけでいいのか?
私はやや危うさを感じます。理由はまた次の稿で書くつもりです。

●この本に会えてよかった。

2006年04月11日

きょうは本の話でも。

2003年の冬に手にとってから、
もう、10回以上は読んでいる本があります。


 ▼コーチングのプロが教える 「ほめる」技術
  (鈴木義幸・日本実業出版社)
 
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「人生で出会ってよかったと思う10冊」を選ぶとすれば、
ほぼ間違いなく、その中の1冊に入るだろうなぁというこの本。
 
コーチングを日本に広めた1人、鈴木義幸(すずき・よしゆき)さんによって書かれています。
コーチングは、みなさん一度は耳にしたことがあると思いますが、
スポーツのコーチと同じように、依頼者の目標など(例:仕事の目標を達成する、社長になる)を
達成するための後押しをするという技術であり、職業のことです。
著者の鈴木義幸さんは、
日本にコーチングの存在を広めた「コーチ21」という会社の設立に参加し、
現在は、その関連会社である、「コーチA」の副社長です。
私にとっては、“いつか会いたい人” の一人です。
鈴木さんのプロフィール
 
 
人とのコミュニケーションを進める上で大切なことはなにか。
「ほめる」という一つの行為を通して、その意味や影響、
そして、人はどんなタイプに分類され、それぞれのタイプにとって、
「ほめる」ことはどんな意味をもつのかまで、話は広がります。

繰り返し読む中で、私は、
「ほめる技術」というのは、
ひとつの大切なビジネスマナーであり、家族の中のマナーでもあり、
そして何より、この世の中を「生きるための技術」なのではないか、
とまで考えるようになりました。
それは、“渡世術” などというような軽いものではなくて、
人と人とが心から信頼しあい、一つの目標にむかって
協力していく世の中を作り、生きていく、という意味での“生きる” です。
 
 
読むたびに、新しい発見と、多くのヒントをもらっています。 
この本に会えて、よかったなぁ、と思います。
 
 
 
「ほめる」技術